玄米は籾殻だけを取り除いた精米前のお米で、ぬか層や胚芽が残っているためビタミン・ミネラル・食物繊維が豊富に含まれています。生命力をそのままいただけるのが特徴ですが、炊き上がりはやや硬くプチプチとした食感があり、噛む力の弱い方や小さなお子様には食べづらい場合があります。

玄米を水に浸してわずかに発芽させたものが発芽玄米です。酵素の働きでデンプンやタンパク質が分解され、甘みや旨味が増すほか、リラックス成分として注目されるGABA（γ-アミノ酪酸）が増加します。さらに、玄米に含まれるフィチン酸が分解されるためミネラルの吸収率も高まります。

酵素玄米は玄米に小豆と塩を加えて炊き、その後3〜4日間70℃前後で保温して熟成させるごはんです。酵素の働きと熱変化によりデンプンやタンパク質が分解され、もっちり柔らかい食感と豊かな甘みが生まれます。熟成が進むにつれて赤茶色に変化し、約1週間は美味しくいただけるため毎日炊く必要がないのも魅力です。

発芽酵素玄米ごはんとは、玄米に小豆と塩を加えて「プチ発芽」させた後、高温・高圧でふっくら炊き上げ、さらに適切な温度で保温しながら熟成させた特別な玄米ごはんです。小豆の香ばしさとモチモチした食感が特徴で、玄米特有のパサつきや臭みもありません。

理由1 消化酵素が生成される
発芽により「フィターゼ」「アミラーゼ」などの酵素が生まれ、玄米に含まれる栄養が吸収しやすくなります。消化に負担をかけず、子供から大人まで安心して食べられるごはんになります。

理由2 ギャバが増加し健康をサポート
発芽によってGABA（γ-アミノ酪酸）が増加し、血圧や自律神経の安定、血糖値上昇の抑制に役立ちます。従来の炊飯では6時間発芽で17.5〜18mg/100gの生成でしたが、PremiumNew圧力名人SPは独自アルゴリズムにより4時間で28mgを実現。最適な発芽時間をコントロールします。

理由3 アブシジン酸を無害化
玄米に含まれる植物ホルモン「アブシジン酸」は人の代謝に悪影響を与えるといわれますが、発芽によって「ファゼイン酸」へ変化し、無害な状態になります。

理由4 超抗菌・抗酸化作用が高まる
炊飯中に小豆のアミノ酸と糖質が反応し「メラノイジン」が生成されます。この成分は強い抗菌作用・抗酸化作用を持ち、長時間の保温でも劣化せず、モチモチ食感を維持します。

理由5 栄養価の増加
発芽によってビタミンやミネラルが増加。白米と比べ、鉄・カルシウム・マグネシウムなどの含有量が大幅に高まります。文科省食品成分データベースの比較でも、その差は明らかです。

本機は「発芽→炊飯→保温」をボタン1つで全自動管理。密閉釜内で最適な温度を保ち、雑菌の侵入を防ぎながら、最短4時間で栄養価の高い発芽酵素玄米ごはんを完成させます。熟成を進めることでさらに甘みと旨味が引き立ち、2日目、4日目と味わいが変化します。

Q. 玄米のパサパサ感や臭みはないですか？
玄米特有のパサパサ感や臭みはなく、モチモチとしてお赤飯のような炊き上がりです。1.8気圧の高圧力・高火力で炊飯するのでふっくらとしたごはんになります。小豆の香りも香ばしく、消化吸収が良いためお年寄りからお子様まで美味しく召し上がれます。

Q. どのような玄米を選べばいいですか？
低温乾燥または天日干しの玄米を選んでください。高温乾燥の玄米は発芽率が下がり、美味しく炊けない場合があります。洗米は胚芽を傷つけないようやさしく行うのがポイントです。

Q. 発芽酵素玄米は予約できますか？
発芽の進行に合わせて最適な時間で炊飯する必要があるため、予約機能は搭載していません。予約で時間を指定すると発芽し過ぎたり不十分になったりする恐れがあるためです。

Q. 操作は簡単ですか？
付属の簡単操作表があるので初めてでも迷わず使えます。圧力ロックハンドルを「圧力／無圧」に切り替え、メニューを選ぶだけ。発芽酵素玄米の作り方ガイドも同梱しています。

Q. お手入れは簡単ですか？
炊飯後は内ぶたと内釜を洗うだけでOK。圧力パッキンは毎回洗う必要はありません。圧力調理や低温調理を行った場合は、自動洗浄を行うことで次回の炊飯時ににおい移りを防げます。