2025年9月1日、新店舗オープン

自然食品店ナチュラルは、2025年9月1日より新天地・西小岩にて営業を開始いたしました。これまでの小岩駅ビルでの長年のご愛顧に心より感謝申し上げます。新店舗は、地域の皆さまとの距離をより近くに感じられる路面店として、あたたかく、落ち着いた空間を目指しております。

初めての路面店として、地域密着の店舗へ。

店舗では、定番の自然食品や健康食品のほか、季節の入荷品や新商品なども随時ご紹介しております。お客様の毎日の暮らしに寄り添いながら、より自然で安心な食生活をご提案いたします。また、通販サイトでは出荷体制を強化し、これまで以上にスピーディーなお届けを実現しています。

アクセスのご案内

新店舗は、JR小岩駅北口より徒歩約6分の閑静な住宅街の一角にございます。近隣には有料駐車場が複数あり、お車でもご来店いただけます。もちろん、自転車でのご来店も可能です。どうぞお気軽にお立ち寄りください。

自然食品店 ナチュラル

〒133-0057

東京都江戸川区西小岩2-18-10

店内は、清潔で明るく温もりある空間です。通路は広く、お客様がゆっくりと商品を手に取れるよう配置しています。大きな棚には穀物・調味料・お茶などが並んでいます。また、父から譲り受けた波動発生装置の展示や森修焼「ガンマプラス」も設置しています。

店づくりの基本は「誠実さ」と「安心感」。どの商品も、成分表示や原料産地を一つひとつ確認し、納得できるものだけを仕入れています。長年のお客様に加え、近隣の方々が「初めてでも入りやすい」と感じていただけるよう、清潔で明るい雰囲気を心がけています。

ここ西小岩の店舗は、駅ビル時代の便利さに代わり、より地域に根ざした「日常の店」を目指しています。通りがかりの方がふと立ち寄り、健康について語り合える――そんな場所でありたいと思っています。

現在ご利用いただけるお支払い方法は、下記のとおりです。

現在は 「現金」 と 「PayPay（ペイペイ）」 のみ対応しております。
店舗オープン後まもなくのため、決済手段は順次拡充中です。

ただいま、クレジットカード・電子マネー・交通系ICカードなど、各種キャッシュレス決済の導入申請を行っております。
審査・登録が完了次第、正式にご案内いたします。

お客様の利便性向上のため、今後も決済環境の整備を進めてまいります。

自然食品店ナチュラルは、1981年に私の父・神尾仁が創業しました。
まだ日本が「成長」という言葉に酔っていた時代です。
馬車馬のように働くことが美徳とされ、
「24時間働けますか？」というフレーズがテレビから流れ、
栄養ドリンクは、まるで時代の象徴のように並んでいました。
残業や徹夜は当然のこと、
浪費が自信に変わり、
子どもたちは詰め込み教育と根性論に追われていました。
そんな社会の熱の中で、外資商社マンだった父はひとり静かに立ち止まりました。

「このままでは、病が増える。
長生きはしても、ツラい人が増えるだけだ。」

その言葉を、私は何度も聞いたことがあります。
裕福さや便利さと引き換えに、人がどこかで大切なものを落としていく――
父は、昭和のその真っ只中で、すでに“今の日本の課題”を見つめていたのです。

だからこそ、父は考えました。
薬や機械に頼る前に、まず「食べること」から立て直せないか。
からだに、こころに、そして社会にやさしい循環をつくれないか。
そうして生まれたのが「自然食品店ナチュラル」です。

当時はまだ「自然食品」という言葉さえ一般的ではありませんでした。
それでも父は、自ら原料を探し、生産者を訪ね、
夜遅くまで伝票を手書きして、一軒一軒に商品を届けていました。
誰かの健康を願うという小さな情熱が、いまもこの店の原動力です。

当時、まだ入社したばかりの若い営業マンだったという方が、いまも私にこう話してくれます。
「あなたのお父さんには、ほんとうに鍛えられましたよ」と。
その方が新商品の営業に訪れたとき、父はまずこう尋ねたそうです。

「君は玄米を食べているか？」
「紹介するその商品、味見はしたのか？」

そして、どちらにも首をかしげた営業マンに、静かにこう言ったといいます。
「試していないものを人に勧めるな。今日は帰りなさい。」

厳しい言葉ですが、そこには“本気で人の健康を思う人間”の信念がありました。
父にとって商売とは、数字を動かすことではなく、
自分が信じているものを、責任をもって届けること。

その姿勢は、いまも私の中に強く息づいています。
どんなに時代が変わっても、「自分で確かめて、胸を張ってすすめられるものだけを扱う」。
それがナチュラルの根っこにある約束です。

だから私たちは「やらないこと」を大切にしています。
流行や話題に流されて仕入れを決めません。
成分や製法に疑問を感じた商品は、どんなに人気でも扱いません。
「安心そうに見える言葉」でごまかすような説明もしません。

代わりに、確かな作り手の声を聞き、じっくりと選び、丁寧に伝えます。
小さな店だからこそ、すべての品に責任を持つ。
父の時代から受け継いだ「嘘をつかない店づくり」を、これからも続けていきます。

私たちにとって“ナチュラル”とは、
時代に流されず、正直に、穏やかに生きるための姿勢そのものです。

──店長・神尾 周吾